活動
第2回外部評価について(平成12年11月実施)
点検評価室長   花田修治
(平成12年6月−平成14年2月)

 第1回外部評価は平成7年4月、鈴木平東大名誉教授を委員長とする委員会によって 行われ、同年7月に報告書が公表されましたが、その報告書の最後は次のように締め くくられています。

「今回の外部評価は金研にとって最初のものであり、内部研究者に非日常的に緊張感 と反省の機会をもたらしたと思う。材料科学・技術の中核的研究拠点としての活動力 を維持し、益々発展を続けて行くために、5年に1度程度の時間間隔でこの種の外部評 価を実施されるように希望する。」 

 それ以来、5年後の外部評価は金研にとって言わば暗黙の了解事項となっておりま した。所内点検評価委員会では5年後の平成12年度に外部評価を受けるため、研究活 動、教育活動等に関する資料の整理収集を行い、「金属材料研究所の活動」として2 分冊の報告書(1995-1996年度版、1997-1999年度版)を出版しました。第1回外部評 価のときと同様にこの報告書を評価の基礎資料とすることにしました。

 しかし、この5年間で大学、あるいは付置研を取り巻く環境は激変しました。この 先さらに大きな変革も予想されております。金研内では将来計画委員会で金研の将来 について議論を重ねておりますが、このような激動の時機に外部評価を受け、有識者 から建設的な意見を伺い、金研の将来計画に反映させていくことは極めて有意義であ ることから、少数精鋭の評価委員を専門分野ごとに選び、忌憚のない率直なアドバイ ス、コメントをお願いすることにいたしました。

外部評価委員をお願いしたのは

伊達宗行阪大名誉教授(委員長)、
足立裕彦京大教授、
江上毅ペンシルバニア大教授、
茅幸二分子研所長、
武下拓夫三菱マテリアル(株)フェロー、
福山秀敏東大物性研所長、
宮崎亨名工大名誉教授、
吉村昌弘東工大応用セラミックス研構造デザイン研究センター長

(合計8名)です。

 平成12年11月13、14日に評価委員による視察とヒアリングが行われました。
その評価結果を各評価委員がレポートとして委員長に提出し、委員長が最終的に外部 評価報告書としてとりまとめ、平成13年2月中旬に公表される予定です。外部評価報 告書にまとめられたアドバイス、コメント等については金研の将来計画計画委員会等 で十分に議論し、実現可能なものから直ちに積極的に取り入れ、金研が材料科学・技 術の中核的研究拠点として益々発展するための戦略を立てることにしております。


(本所広報紙「IMRニュースNo.34」にも掲載)


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