【特記事項】                                     

 

平成16年度

  片平まつりへの貢献

    片平まつり2004の責任部局として企画運営を指揮管理し、2004年10月10日〜11日に実施した。前回より50%増の13500人を集客し、地域市民に対する説明責任をわかりやすい形で広く提供することに成功した。

 

 ○ 広報活動の充実

   東北大学・ケンブリッジフォーラム(2004年6月10日〜11日)の本会議及びワークショップに参画し、主動的な役割を果たした。

   片平まつりの一環として金研一般公開(2004年10月10日〜11日)を開催し、入場者2000名を達成した。

 

 ○ Forum on Interface and Contactの設置

   材料科学国際フロンティアセンターにおいて、学際的かつ基礎科学と応用の接点である「界面・接合」に関するフォーラムを設置し、第1回を2004年11月28日〜30日に開催した。H. Rohrer(ノーベル物理学賞受賞)、D. EiglerIBM)をはじめ国内外から多数の第一線研究者が参加した。

 

 ○ 物質・材料若手学校の開催

   74年の歴史をもつ金研講習会として、材料科学国際フロンティアセンター及び21世紀COEプログラム「物質創製・材料化国際研究拠点」の共催で、若手育成を意図した「物質・材料若手学校」を2005年3月3日〜5日に開催した。COEポスドクをはじめとする30歳前後の研究者70名が3日間にわたり発表・意見交換を行った。

 

 ○ 本多プロフェッサー制度の実施

   本多プロフェッサーの取扱いに関する内規を定め(2004年7月15日教授会)、特に顕著な研究業績がある教授及び長年にわたり本所の発展に顕著な功績をした教授に対し、本多プロフェッサーの称号を与えるとともに、特別手当を支給する制度を開始した。

 

 ○ 日豪先端材料科学ワークショップの開催

   東北大学とシドニー大学との大学間学術交流事業として、本学を代表しシドニー大学での日豪先端材料科学ワークショップ(2004年12月5日〜7日)を企画・実施した。

 

 ○ 附属施設の名称変更

   材料試験炉利用施設での原子力材料研究及び共同利用を一層発展させるために、その名称を「量子エネルギー材料科学国際研究センター」と変更するとともに、ベルギーの原子力研究所、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校と学術交流協定を結び両機関からの研究者、技術者を受入れるなど国際共同研究の発展に努めた。

 

 ○ 学外機関との連携事業の推進

本所の代表的研究成果の一つである「金属ガラス」研究の世界的拠点形成のため、東京工業大学応用セラミックス研究所及び大阪大学接合科学研究所との連携による「金属ガラス・無機材料接合開発共同研究プロジェクト」を企画立案し、平成17年度から平成22年度までの大型予算を獲得した。

 

 ○ 共同利用研究の重点配分システムの構築

   法人化を契機に、全国共同利用研究所としての在り方がより発揮できるよう共同研究の抜本的改革を行った。その要点は各研究室がより明確に重点的に的を絞って研究を行うように、重点的研究項目としての「基礎研究」と今後の研究の芽となるような萌芽的な研究項目としての「萌芽研究」に区分し、予算配分の差を明確にした。

 

 

平成17年度

 ○ アジア教育研究拠点の開始

   韓国延世大学と東北大学を中心としたアジア教育研究拠点事業を本所が中心となって開始した。

 

 ○ 海外共同研究センターの設置

   中国大連理工大学に金研海外共同研究センターを設置した。

 

 ○ 所内各種助成事業の実施

   若手研究、発展研究及び産業化研究を育成・推進することを目的とし、所内助成事業(3分野×2件×1000万円)を開始した。

 

 ○ 全国共同利用研究所連携事業の開始

   大阪大学接合科学研究所及び東京工業大学応用セラミックス研究所との連携により、金属ガラス・無機材料接合開発共同研究プロジェクトを開始した。

 

 

平成18年度

○地域連携・産学官連携事業の促進

   本所5番目の附属施設として、大阪府との連携により附属研究施設大阪センターを大阪府に設置した。産学官が連携した国内でも初めての取組みを通して金属素材産業の活性化と学術研究の推進に取り組む。

 

 ○海外共同研究センターの設置

   本所内に中国大連理工大学共同研究センターオフィスを開設した。