外部評価報告書
6. 教官組織
 金研全体としての人事は形式的にはおおむね妥当と思われる。しかし,既に述べたように,時代によって特定のテーマについて集中的な研究力の集約を図るという目的に対しては,あまり配慮がないように思われる。教授人事も個別的ではなく,金研全体の戦略性をもって少し高めるべきではなかろうか。

 任期制については,その評価はともかく,流れとしては当然のもの,というのが評価委員会の主流であった。また,平均教授年齢をもう少し下げる努力が必要であること,助教授,助手のあり方に細心,かつ大胆な発想が必要であることも要望される。金研が共同利用研になって以来,流動性が高くなったことは高く評価される。これを更に発展させるべきである。それと同時に,主流から外れたように見える助手,助教授にかなりユニークな人材が残っていることも印象深かった。これらの処置に金研のインテリジェンスを期待したい。


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